保護犬

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我が家には現在2匹の保護犬がいます。

19年間一緒に暮らしたダックス一家はそれぞれ年子で、老犬になるにつれて、みんな同じように腎臓病になり、目も見えなくなり耳も聞こえなくなり、老犬介護はとても大変でしたが、それはそれは愛おしく、しかし、亡くなるタイミングがそれぞれ近くてつらいものでした。

1匹、1匹となくなっていき、そのたびに寂しすぎて、最初は子犬を購入し、その次からは保護犬を引き取ることにしました。

それが今いる、「くりか」と「しずく」です。

くりかは繁殖引退犬で保護団体のサイトに載っている写真ではお腹が膨らんでいました。

悲惨な帝王切開を繰り返していたために内臓が癒着して飛び出していたのです。我が家に来たときは5歳でおそらく、ケージに入れられて繁殖のため生かされ、

5年経っていらなくなったので保護団体に出されたのでしょう。

顔がとてもかわいいため、きっとかわいい子犬を生んでいたのだろうと思います。

時々、「くりちゃんの子どもたちはいい家庭にもらわれているといいね」とくりかと話していますが、

ペットショップは、もちろんいい面もたくさんありますが、

ブリーダー次第ではくりかのような犠牲者を生み続けているんじゃないかと思います。

我が家に来たときはもちろん名無しだったので、

もともとブリーダーが子犬の血統書登録につかっていた

彼女の登録名、Chris(クリス)という名前をもじってつけました。

たぶん、名前を呼んでもらったことなど一度もなかったと思います。

ガリガリにやせていて、目もガラスのように生気がなく、

ブラッシングすると大量の毛がとれました。一度もブラッシングも歯磨きもされたことがなかったのでしょう。

しかし、毎日のブラッシング、散歩、2週に一度のお風呂、よい食事のおかげで、

みるみる「家庭犬」になり、今では3匹の中で一番要求が強くなりました!

今年の冬はおそろいのマフラーを付けて散歩する計画をたてています。

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