保護犬3

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我が家にはもう一匹保護犬がいます。

保護犬団体のプロフィール欄に「名前:しーちゃん」と書いてあったので、

「しずく」という名前をつけました。

本当に「しーちゃん」と呼ばれていたかどうかは怪しいですが、ブリーダーからのメッセージには「しーちゃんはとてもいい子なので幸せになってもらいたい」と書いてありました。

年齢は0歳と書いてあり、2.5キロのとても小柄なカニヘンダックスで、先代4匹がみんなお空に行ってしまい、当時いた2匹でちょっと寂しかった私は

「これ以上増やさないから、お願い、この子を引き取ろう」と夫をひと月かけて説得してしずくを迎えることになりました。

迎えを決意し、団体に電話をすると、

「実は四国にいて飛行機での運搬代がかかる」と言われました。

出身地は何も書いてなかったのでてっきり関東だと思い込んでいた私は飛行機代がかかるからと言ってやめにするわけにもいかず、飛行機に乗ってしずくは四国から東京へやって来ました。

提携している獣医さんのところで初めて会った感想は「小さい!」

先生曰く「歯からすると、これは1歳以上行ってますね」

血統書もなく、生年月日もわからない「しずく」の誕生日は我が家の子どもの誕生日にし、だいたい1才くらいかなということで各所の手続きをしました。

くりか同様、背中の毛が剥げてガリガリにやせていた「しずく」は挙動不審にクルクル回り、ごはんもつぶ状のペットフードは食べられないのでミキサーで粉にして食べさせました。

そして、早3年。体重も3キロまで増えて、よく吠え、よく遊ぶ毎日を送っています。

時折、おそらくは小さすぎて繁殖犬にもなれず、彼女はどこでどうしていたんだろう?と思い、このままだとブリーダーとしては意味がないと判断されて、ひどい未来がもしかすると待ち受けていたのかもしれないな、とも思い、ブリーディング界の闇がうっすら見えてしまうことがあります。

もちろん、いいブリーダーさんがたくさんいて発信されているのも知っています。

悪いブリーダーさんと悪い仲介業者が早く一掃されて、くりかやしずくのような存在がいなくなることを願う毎日です。

ペットフードのアカナ・オリジン



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